2017年7月15日土曜日

古本こぼれ話


■ 高橋輝次 『古本こぼれ話〈巻外追記集〉』

編集 清水裕也  発行所 書肆 艀  頒価600

高橋は著書・編集書多数あるが、本書には『ぼくの創元社覚え書』(龜鳴屋、2013年)と『編集者の生きた空間 東京・神戸の文芸史探検』(論創社、2017年)発行後に判明したこと、それにトンカ書店イベント(愛書家のコレクション展、詩人の蔵書販売)推薦文収録。
 
目次
蒐書家のタイプの話  わたし流詩集の選び方  京都で「書物禮讃」の発行元を知る  山田稔氏からご教示を受けたこと  兵庫文芸史探検抄  印刷にかかわった文学者の覚え書 他

 

京阪神あちこちの古本屋をめぐる。自ら「怠け者で根気のない」と言うが、怠け者では次々本を書けない。ひたすら歩き丹念に探し淡々と書く、書き加えてゆく。本書は「数回り歳下の若い」書友の協力による。

4は初公開の蔵書票(大渕美喜雄画)。

販売は、古書善行堂(京都市)、たられば書房(茨木市)、本は人生のおやつです!!(大阪市)、1003(神戸市)、ますく堂(東京池袋)。
(平野)