2020年3月12日木曜日

大事なのは、


3.7 来週予定のギャラリー島田DM作業、時節柄延期の連絡。次回展示も順延。ヂヂ、またも行くあてなしのひっこもり決定。
 本屋さん、文芸書、風俗史、思想史。いつものバラバラ。

3.8 高槻親戚一行来神。受験生父娘は留守番して勉強、いつもより寂しい。その受験生から幼少時に遊んでいた玩具が届く。

3.9 音楽誌「BURRN!」編集長・広瀬和生『21世紀落語史 すべては志ん朝の死から始まった』(光文社新書)。著者はほぼ毎日ナマの高座に接している落語ファン、落語会プロデュースも手がける。21世紀初めの年に志ん朝が亡くなる。さらに02年小さん、09年圓楽、11年談志、エースやリーダーたちが世を去った。落語の危機だった。ところが、次世代の綺羅星が続々出現。ファンの立場から「激動の時代」を記録する。
 
 

ギャラリー島田の作業日連絡あり。妹から荒蝦夷社主の新聞記事もらう。

 3.11 東日本大震災から9年。
 職場ではメールで毎日健康状態報告開始。
 花壇のさくらんぼが次々開花。春は確かに来ている。コロナは先が見えない。高校野球も中止に。

柳広司『太平洋食堂』(小学館)読了。デタラメ・ウソだらけの大逆事件で幸徳秋水らと共に処刑された医師・大石誠之助の生涯。太平洋食堂とは紀州新宮で誠之助が開いた食堂。正確には食堂ではなく、青年たちのための集会所(娯楽、教養、飲食の場所)、また貧民救済の場。子どもたちに食事を提供し、マナーを教えた(作法にうるさすぎて大人は敬遠)。誠之助は貧しい者、虐げられている者、苦しんでいる者の側に立った。そのために権力から主義者とされ、迫害された。逮捕前、なぜ迫害されるのか、自分たちは本当に正しいのか、と同志が問う。誠之助は正しいかどうかはわからない、と答える。
「自分が自分自身でありつづけるために、こうせなアカンと思うことをやっとる。(中略)それが社会主義かどうか関係ない。何と呼ぶかは他人の勝手やでな」

 NR出版会から「新刊重版情報」届く。連載「本を届ける仕事」は福島県いわき市の鹿島ブックセンター・八巻明日香さん、「大事なのは、これからのこと。」。こちらで読めます。


 


(平野)