2021年6月6日日曜日

絵が殺した

 6.1 元町事務局に原稿を届けて、駅ナカ散髪、駅前「BIG ISSUE」購入。用事は元町駅周辺で終了。

BIG ISSUE」は今回2冊。インタビュー、407号「カズオ・イシグロ」、408号「リズ・アーメッド」。

 


 6.4 母子退院日。私は勤務マンションでトラブルあり、いつもより帰宅遅くなる。家族よりも先に赤ん坊を抱っこしたのはお世話になっている近所の奥さん。私も遅ればせながら現物(?)と対面。

 姉(孫)は母と妹の帰りを待っていたが、その心中はかなりデリケートだろう。今まで以上に大切にしてあげなければ。

 6.6 「朝日新聞」〈声 Voice〉(読者投稿欄)、作家・赤川次郎「五輪中止 それしか道はない」。

 


 読書は子育てとは無関係な推理小説。



 黒川博行 『絵が殺した』 角川文庫 680円+税

 著者得意の美術贋作事件、相棒もの。1990年単行本、徳間書店。94年徳間文庫。2004年創元推理文庫。

当時、日本はバブル経済真っ最中、美術品も投機の対象だった。すべて値上がりする、というのが前提の売買。実状は真作でも誰かがババを引く。加えて、贋作を売りさばく、贋作と知りつつ買ってさらに転売する。海千山千の世界。

 身元不明の白骨死体、京都の日本画家と判明。過去の贋作事件が浮上する。

30年前だから、電話は公衆電話、防犯カメラなし、DNA採取なし。理詰めで犯人を追い込む。

(平野)コテコテのオヤジギャク掛け合いはお約束。