2020年8月1日土曜日

大人の絵本と孫の絵本


7.30 仕事帰り、途中下車して兵庫図書館。中央図書館にない本があり、読む必要がある。図書館間で取り寄せてもらうことは可能だろうが、別の図書館を覗くのは楽しい。
 
宇野千代、画・東郷青児『大人の絵本』(角川春樹事務所、1997年)、装幀は菊地信義。底本は、成瀬書房刊『大人の絵本』(1978年、限定本)だそうだが、初版は1931年白水社刊の限定本。どちらも青児が装幀。千代は青児と同棲中ほとんど執筆できなかった。青児の派手な生活のやりくりに追われたため。そんななか、二人が協力した作品。

 新刊本、『東郷青児 蒼の詩 永遠の乙女たち』(増補新装版、野崎泉編、河出書房新社らんぷの本)



ヂヂバカちゃんり~ん、孫から暑中見舞い。ヂヂババ似顔絵付き。
 
 

8.1 雨嫌やね~、と言っていたのに、暑い暑いと文句言う。今年はマスクも加わっているし。近畿、梅雨明け。

小川糸のエッセイ「物語に救われる」(「波」8月号、新潮社)より。初めてニュースで「濃厚接触」という言葉を耳にした時、肉体関係を婉曲に表現、と思ったそう。私もそう感じた。あとでわかって、いつかバカ話で使ってやろうと手ぐすね引いているけど、その種の話ができそうな集まりがない。××ハラにならないように。さて、小川エッセイは近況と新作について。コロナ禍でドイツから愛犬を伴って帰国。環境の変化による不安定、「その時、心の支えとなったのが物語だ」。新作は10月予定。

ヂヂバカちゃんりん、孫の絵本読み動画より。平山和子『くだもの』(福音館書店、1983年)
 
 

(平野)