2020年10月15日木曜日

六甲のふもと

  10.14 SNS上で出版営業〈お〉氏が入籍を発表。お相手の写真も披露していて、親子かと思うほど若い。10歳違いだそうだが、ほんまか? これは犯罪ちゃうか? やっかみ半分でお祝い申し上げる。友人たちから祝辞が寄せられていて、ひとつひとつ返信している。お人柄やね。おめでとう、よかった、よかった。

10.15 神戸在住の現役編集者が忙しい中、私家本発行。〈1003〉で販売中。

 山形梢編 『六甲のふもと 百年の詩人 八木重吉の詩 神戸篇』 ほらあな堂 

500円+税



 八木重吉(18981927年)は東京生まれ。学生時代、内村鑑三に傾倒し受洗。23歳から26歳まで兵庫県御影師範学校の英語教師を勤め、詩作。結婚し、子ども2人を得た。結核のため夭逝。生前、御影時代の詩をまとめた『秋の瞳』を出版。

〈 わが兒と/すなを もり/砂を くづし/濱に あそぶ/つかれたれど/かなし けれど/うれひなき はつあきのひるさがり 〉

この「濱」は今はもうない御影の浜だろう。

 編者は、神戸の人に重吉の詩にふれてもらう機会になれば、と「神戸らしさ」が感じられる詩を選んだ。

(平野) 

 重吉の詩は詩人仲間と夫人(再婚した文学者も尽力)によって後世に残った。このことはもっと調べてみたい。

 1003〉、12月栄町通に移転の由。