2023年3月26日日曜日

山本周五郎の記憶

3.23 雨の中、ギャラリー島田DM発送手伝い。雨上がり本屋さん、目的の本4冊。

3.24 戦争している国に必勝しゃもじ持参、外交大丈夫か? 

 訃報、団時朗。化粧品のコマーシャル男前で長身でかっこよすぎた。しばらくして草刈正雄が加わった。ご冥福を。

 積ん読本。『海音寺潮五郎』(ちくま日本文学全集、1993年)。歴史小説短篇と「悪人列伝」から道鏡、将門、義満。平安末期が舞台の小説では、犬が「ビョウビョウ」と吠える。

 


3.26 「朝日俳壇」より。

〈ストーブを囲みて文語聖書読む (千葉市)佐藤豊子〉

「朝日歌壇」より。

〈「新平家」取り合い読みし兄姉逝きて「週刊朝日」休刊となる (藤沢市)藤田勢津子〉

〈なつかしや男おいどんさるまたけ三畳一間で悶悶とあの頃 (堺武男)〉

 他にも「週刊朝日」「松本零士」詠む歌あり。

 

 『山本周五郎の記憶 横浜の光と影を愛した文豪』 

山本周五郎記念事業団制作 歴史探訪社 2400円+税



 20223月、横浜市中区本牧に山本周五郎記念碑(「山本周五郎 本牧道しるべ」完成。周五郎(本名清水三十六、さとむ)は山梨県出身、山津波で被災し、一家上京。小学生時代を横浜で過す。横浜本牧に住まいしたのは1946年春のこと。隣の西谷家の離れを2年半ほど仕事場に借りた。今もその建物が残っている。西谷小助(ペンネーム秋朱之介)は装丁家・詩人、周五郎一人雑誌「椿」を発行。本書で娘さんが周五郎の思い出を執筆する。「本牧周五郎会」メンバー。

(平野)関東大震災後、周五郎は神戸須磨にいる幼なじみを頼り、下宿。元町の雑誌社に勤めたが、神戸滞在はわずか5ヵ月だった。1926年友の姉をモデルにした「須磨寺附近」で作家デビュー。