2020年6月11日木曜日

雛騒動


 6.7 本屋さん、新聞広告で見た新刊と青山文平時代小説(ともに文庫)。元町・三宮の人出は多くなっている。飲食店には行列も。

 6.8 先週までと比べて朝の電車乗客は多くなっている。中高生はまだ少ない。
 野鳥の雛の姿2羽見える。時折巣から出て、枝に止まっている。巣立ち間近か?



 ゴキブリ出没の季節。妙齢GFは台所で彼奴に殺虫剤を噴射したところ、ガス警報器を直撃、警備会社の人が飛んで来たそう。ご用心。今年も日本中で淑女たちの叫び声が夜空に響き渡ることでしょう。我が家も「ホイホイ」設置。

 6.10 出勤したら雛1羽が巣から落下して、居住者が見守り中。親鳥姿見えず、私が恐る恐る捕まえて、梯子登って巣に戻す。けど、すぐまた落ちる。2回目で成功。仕事終わって帰ろうと思ったら、また落ちている。親が必死に鳴いている。雛を捕まえようとすると、親鳥が向かってくる。雛も一生懸命逃げて植え込みに入ると、親鳥は探せないみたい。あらぬ方へ飛んで行って叫んでいる。雛を巣に戻すけど、2回飛び出て落下、3回目でようやく。私、ちょっと息切れ。無事育ってほしい。

 本は、江刺昭子『樺美智子、安保闘争に斃れた東大生』(河出文庫)。初版は2010年『樺美智子 聖少女伝説』(文藝春秋)。
 1960年日米安全保障条約改訂時、デモの最中に警察隊と衝突して死亡した大学生。悲劇のヒロイン、運動のシンボルとして語り継がれた。彼女はどのような社会を目指したのか。
 人に笑われてもいい、自分はいつまでも笑えないだろう、
「ただ許されるものなら 最後に 人知れず ほほえみたいものだ」
 と文章に遺した。
 まもなく、彼女の命日、615日。
 48年くらい前に友人が、神戸ゆかりの人、と教えてくれた。



 
(平野)