7.16 「朝日歌壇」より。
〈本が好き悪口言うのはもっと好き高島俊男の顕彰碑建つ (三郷市)木村義熙〉
〈ただ一軒歩いてゆける書店にて週刊朝日休刊号買う (中津市)瀬口美子〉
7.17 花森書林営業再開。5月28日、店主・森本恵さんが病のため逝去。ご遺族から「本人の遺志」を伝えられ、第三者としては発表を控えていました。辛く悲しいことですが、ご遺族が一番辛い、悲しい、悔しい。今日お店に伺って、夫・ダルマさん、弟・慎さんと挨拶して、皆さんが彼女の不在を乗り越えようとしていらっしゃることがよくわかった。
私個人はトンカ書店以来並々ならぬお世話になったし、今後も頼りにする。昨年彼女が友人の製本家と「海という名の本屋が消えた」100回記念本を作成してくださった。形見であり、黄泉の国からの激励と肝に銘じ、連載を続ける。
元町駅前、猛暑の中、販売員さんお疲れさん。「BIG ISSUE」459号。リレーインタビューは作家・李琴美(り・ことみ)。「文学とははぐれ者のためのものであり、社会の主流から外れた人を描くことが文学の本懐であるはずです」。
(平野)