10.31 午前図書館。午後買い物して本屋さん。家人雑誌と文庫2冊、書店人の本と筒井康隆新刊。
孫写真とビデオ。妹ハロウィン仮装、ふっくらオバケ、上手に化けました。姉ピアノ教室で演奏と歌。緊張していたけれど、上手にできました。
11.2 天気良し、昼間はまだ暑い。半袖半ズボンの人多い。
仕事6連休、図書館通い。午後買い物。「BIG ISSUE」466号。表紙の人知らず、販売員さんに訊いたら「元タカラヅカの人らいしいです」と教えてくれた。ヂヂは表紙の人、たいふがい知らない。
11.4 「NR新刊重版情報」589号着。連載〈本を届ける仕事〉は7月閉店した名古屋「ちくさ正文館」の古田一晴店長。「やりたいことは、山ほどある」。
「みなと元町タウンニュース」紙版届く。拙稿は「西村旅館(12)」、1918~19(大正7~8)年に西村貫一が参加した雑誌「アンティーク」のこと。神戸で発行された美術・文芸誌。Web版も更新。
https://www.kobe-motomachi.or.jp/motomachi-magazine/townnews375.pdf
どちらも註に編集ミスあり、前号とごっちゃになっている。正しくは以下。
註1 西村貫一「元旦」(「アンティーク」1918.9月号)
註2 「朝」(同上)
註3 「感想」(同上)
註4 「爛語長語」(同上)
註5 週刊朝日編『値段史年表 明治・大正・昭和』朝日新聞社1988年
註6 「反古片々」(「アンティーク」1918.10月号)
註7 西村貫一『西村旅館年譜』自費出版1980年
註8 西村貫一「夢」(「アンティーク」1919.1月号)
註9 「姉」(「アンティーク」1918.8月号)
註10 「倫敦での或る日」(「アンティーク」1918.10月号)
註11 「断片録」(「アンティーク」1919.5月号)
写真「大阪朝日新聞」1918(大正7)年7月24日神戸附録欄、アンテイク社主催「7.25慶應マンドリンクラブ演奏会」案内記事。
引用文は適宜新字新かなに直し、句読点も直した。
■ 大江健三郎 『親密な手紙』 岩波新書 880円+税
雑誌「図書」連載(2010~2013年)。
一冊の本、本、本……、数々の友、友、友……。師、詩、家族、そして「不思議な少年」。大江はたくさんの「親密な手紙」を受け取ってきた。
高校時代に巡り会った「不思議な少年」が後の師となるフランス文学者の本を教えてくれ、東大に進めと勧めた。大江だけ進学し、小説家となった。師の没年齢を越えて、「晩年の仕事」を続けた。
〈その道筋を振り返ると、私は入り込んでしまう窮境を自分に乗り超えさせてくれる「親密な手紙」を、確かに書物にこそ見出して来たのだった。〉
本を通した交友、読書体験であり、そのまま読者への案内である。
(平野)