2023年11月22日水曜日

本の虫

11.19 「朝日歌壇」より。

〈硫黄島は東京都 本読みて知るいまも還らぬ兵士一万人 (町田市)山田道子〉

孫姉の相撲好きはたびたび書いた。今場所は妹も影響受けて、四股を踏む。ドスンドスン、階下の方に叱られそう。

11.21 歯医者さん行って買い物して宅配便送って図書館。忙しく過ごすこともなく、溜まっている落語録画見る。

BIG ISSUE467、インタビューは「奈良美智」。〈辺境に向かう、自分であり続ける旅〉〈美術だけじゃない。いま人生が楽しいんです〉

 本屋さん、家人の雑誌とヂヂ用コミック、それに戦争と地図をテーマにした真面目本。



 ヨソサマのイベント ギャラリー島田

https://gallery-shimada.com/

 石井一男展  1125日(土)~126日(水) 11001800

25日 1100から整理券配布。



● 冬・あたたかな部屋で  期間同上


 

 

 古田一晴  劉永昇 『本の虫 二人抄』 ゆいぽおと 

1600円+税



 劉は人文社会書出版「風媒社」編集長。古田は7月に閉店した「ちくさ正文館」店長。朝日新聞名古屋本社版連載のリレーコラムは10年続いている(連載ではもう一人、古書店主も執筆。本書には収録せず)。お二人とも名古屋市生まれ。名古屋・東海の文化・芸術・書籍について時事問題を絡ませて四方山話。

 それにしても「ちくさ正文館」の閉店は残念なこと。本書カバー写真に「古田棚」と呼ばれる古田選書の一部が撮されている。劉は閉店を知って、「去来するのは寂しさよりも無念の思い」。

〈中学生の時、サリンジャーの新刊がどうしても読みたくて、塾の月謝を使い込んだことがあった。(略、親に叱られた)その本を見つけたのがちくさ正文館だった。人文書のぞろえに引かれて、学校帰りによく立ち寄り、小遣いではとても買えない本たちを眺めていたのだ。〉

 古田は本書刊行作業中に閉店が決まり、「業務に追われ、身の置き場のない状態がつづいた」。作業に慣れ、本屋の「遺品整理的モードの作業」も始めた。

 巻末に紹介した本のリストあり、ありがたい。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

(平野)名古屋は大都市だけど、神戸に住むヂヂには身近ではなく、なんも知らない。本書で少し知る。もちろん九州も中国も四国も関東も東北も北海道も知らない。土地土地には素晴らしい文化が根付いている。