11.19 「朝日歌壇」より。
〈硫黄島は東京都 本読みて知るいまも還らぬ兵士一万人 (町田市)山田道子〉
孫姉の相撲好きはたびたび書いた。今場所は妹も影響受けて、四股を踏む。ドスンドスン、階下の方に叱られそう。
11.21 歯医者さん行って買い物して宅配便送って図書館。忙しく過ごすこともなく、溜まっている落語録画見る。
「BIG ISSUE」467号、インタビューは「奈良美智」。〈辺境に向かう、自分であり続ける旅〉〈美術だけじゃない。いま人生が楽しいんです〉
本屋さん、家人の雑誌とヂヂ用コミック、それに戦争と地図をテーマにした真面目本。
○ ヨソサマのイベント ギャラリー島田
● 石井一男展 11月25日(土)~12月6日(水) 11:00~18:00
25日 11:00から整理券配布。
● 冬・あたたかな部屋で 期間同上
■ 古田一晴 劉永昇 『本の虫 二人抄』 ゆいぽおと
1600円+税
劉は人文社会書出版「風媒社」編集長。古田は7月に閉店した「ちくさ正文館」店長。朝日新聞名古屋本社版連載のリレーコラムは10年続いている(連載ではもう一人、古書店主も執筆。本書には収録せず)。お二人とも名古屋市生まれ。名古屋・東海の文化・芸術・書籍について時事問題を絡ませて四方山話。
それにしても「ちくさ正文館」の閉店は残念なこと。本書カバー写真に「古田棚」と呼ばれる古田選書の一部が撮されている。劉は閉店を知って、「去来するのは寂しさよりも無念の思い」。
〈中学生の時、サリンジャーの新刊がどうしても読みたくて、塾の月謝を使い込んだことがあった。(略、親に叱られた)その本を見つけたのがちくさ正文館だった。人文書の品ぞろえに引かれて、学校帰りによく立ち寄り、小遣いではとても買えない本たちを眺めていたのだ。〉
古田は本書刊行作業中に閉店が決まり、「業務に追われ、身の置き場のない状態がつづいた」。作業に慣れ、本屋の「遺品整理的モードの作業」も始めた。
巻末に紹介した本のリストあり、ありがたい。
(平野)