12.23 家人は友だちとバス旅行、息子も午後出かけて、ヂヂ留守番・買い物班・料理番。
お歳暮いただき、礼状発送。年賀状も作らねば。
12.24 「朝日歌壇」より。
〈「エンディング」「終(つい)の」「一人の」我の今日借りて帰りし本の背表紙 (松山市)宇都宮朋子〉
12.26 墓参り、比較的暖かで助かる。年賀状投函。
12.27 娘と孫二人帰省。壮絶ハイパワーのちびっこ台風襲来。ヂヂババ体力・精神力どこまでもつか!?
12.28 みんなでランチして、本屋さん、デパートおもちゃ売り場。
■ 『趣味の近代層』 朝日新聞社 昭和5(1930)年3月発行
定価1円
昭和初め「アサヒグラフ」連載「趣味講座」をまとめる。
執筆者は昭和初期の学者、知識人たちでしょうが、目次を見て私が名を知るのは、伊東深水(日本画家、1898~1972年)と吉田謙吉(舞台美術家・考現学、1897~1982年)のみ。
神戸市立中央図書館所蔵。閲覧用に補強してあるが、原本は軽装版。よく見ると、表紙と341ページ裁断ミス、「福紙」「戎紙」。グラフ雑誌らしく、どの文章にも写真多数掲載。
私の目当ては、西村貫一「蔵書標に表れた言葉」、昭和4年10月23日号に掲載。先日同誌の写真を掲載したが、改めて。同時期別の雑誌に寄稿した文章には詳細な書誌はあるものの、写真なし。
仲田定之助「今日の建築」に〈バルセロナの聖家族寺院(建築家ゴーヂ作)〉の紹介あり。聖家族寺院に「テンプロドラサグラダファリミア(ママ)」とフリガナ。
「これは建築家ワ゛ヰラールの遺業を繼いで、建築家アントニオ・ゴーヂ(一八四七――一九二一年)が畢生の力を盡くして略(ほぼ)完成したものです」と解説。アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリア。
(平野)元町原稿で「西村旅館」「西村貫一」を取り上げて1年を超えた。まとまった知識・資料があっての連載原稿ではないので、あっち行ったりこっちに戻ったり。行き当たりばったりの自転車操業。そろそろオチをつけないと。