2024年4月8日月曜日

別冊太陽 横溝正史

 4.4 区役所行って、戸籍謄本など申請。父・母・本人、結構な料金。

「みなと元町タウンニュース」380号着。次号からリニューアルして季刊になる。拙稿は今回の「西村旅館(17)」で終了する。105ヵ月続けた。本紙で読者諸氏に挨拶できていないのは残念。ああ、間違いあり! 有終の美飾れず。

4.5 職場近く電柱のカラスの巣作り。3度目にもトライしていた。また撤去して、障害物を設置した模様。残骸の枝掃除。

4.6 「朝日新聞」〈声 Voice〉欄は「みんなで語ろう 本屋さん」。8歳から77歳まで7人が本屋への思いを語る。本好き、本屋好きは多い。なのに、本屋は減り続けている。

4.7 「朝日歌壇」より。

〈登山記を本屋へあまた売りしのち一人一人の故人を偲ぶ (東京都)田中康夫〉

〈新刊は誰かが買って回し読みそれでも本屋が成り立ってた昭和 (大和郡山市)四方護〉

「朝日俳壇」。

〈春の星星の王子の住むところ (名古屋市)平田秀〉

 他に鳥山明追悼句・歌あり。

4.8 孫姉、本日小学校入学式。めでたい。妹が教室に入っている。ちゃんりんちゃんりん。

 今日は亡母の誕生日でもある。

 

 『別冊太陽 探偵小説の鬼 横溝正史 謎の骨格にロマンの衣を着せて』 

平凡社 2500円+税



 評伝、主要作品解説、小説と映画、日記、横溝ファン著名人のエッセイ。貴重資料満載。協力者に「うみねこ堂書林」店主の名あり。

「謎の骨格に~」は横溝墨書の言葉。岡山県疎開時代、色紙を頼まれた時によく書いたものが原型。本書裏表紙。

 横溝は神戸二中で西田徳重と仲よくなった。ふたりは探偵小説愛好により意気投合。図書館や貸本屋の本を読み尽くして、古本屋の英語雑誌に目をつける。徳重は病で早世するが、兄の政治(まさじ)と交流。彼の導きがあって、「新青年」投稿・入選、江戸川乱歩との親密な関係が始まる。

(平野)