5.15 今週は臨時仕事が2日あって、働きすぎ(?)。仕事すんで、埼玉の岩さん年に一度の神戸出張に合わせて飲み会。アリス福、のの様の4人。岩さんが愛読する作家さん推薦のお店を予約しているとのことだったが、その店が存在しない。別の都市の似た名前のお店を予約していたらしい。のの様行きつけの店に。しばらくして先方から確認電話あって、平あやまり。本年3月発行の本に紹介されているから無理もないけれど、きっと閉店とかの注意書きもあるはず。岩さんも老人力ついたなあ。
帰りの駅で板宿井戸書店森さんにばったり。6月の落語会の案内いただく。ご当人も出演。
5.16 軽い二日酔いで垂水の大きなマンション臨時仕事。エレベーターの止まらない階があり、階段が5~6本、同じ階でも部屋によって別の階段を使う。いつも西に見えている須磨の山が東にある。
5.18 友人と約1年ぶりのランチ、西梅田で乾杯。
■ 生駒孝臣 『楠木正成・正行・正儀 南北朝三代の戦い』
星海社新書 1400円+税
楠木正成と長男・正行は南朝の忠臣と讃えられ、戦前は尊皇の象徴とされた。史料は少なく謎が多い。数多くの逸話があるが、脚色もあろう。近年は畿内の流通経済を基盤にし権力に抵抗した「悪党」と評価される。正儀(まさのり)は三男、父・兄ほど知られておらず、ふりがななしには読めない。楠木の当主として南朝を支えたが、一時北朝に転じ、また南朝に帰参。裏切り者のイメージだが、南北朝の和平を目指した行動だった。
本書は、同時代史料を繙き、「可能な限り史実に近いかたちで復元することを目的」に、「三人の実像を再構築する」。
(平野)直木賞作家・今村翔吾朝日新聞連載小説「人よ、花よ」(3月連載終了)は正行が主人公。父の遺志を継ぎ、南朝を支える。戦況を有利に導き、北朝・室町幕府との和議を目指すのだが、南朝強硬派はあくまで倒幕にこだわる。正行はあとを正儀に託し、幕府の大軍に突入する。
(平野)