2023年8月26日土曜日

三人書房

8.25 孫電話。神戸から帰って、別の親戚宅に行って、夏休みの行事ほぼ終了。二人共熱出ず、カゼひかず、食欲モリモリ、体調良好。歌って踊っておしゃべりして、やかましい、うるさい。けど、元気でよろしい。

8.26 髙田郁新刊『契り橋』(ハルキ文庫)購入。人気シリーズ「あきない世傳 金と銀」特別巻の上巻。テレビドラマ化、12月放映。またもラッキーなことに宣伝用ポップが挟まっていた。いつもの本屋さん、土日はレジの列が長いなあ。

 柳川一 『三人書房』 東京創元社 1700円+税



 若き日の「江戸川乱歩」、東京団子坂で弟2人と古本屋「三人書房」を開業。鳥羽の造船所で同僚だった井上も上京して来て居候。古本屋はわずか2年で閉店するが、探偵小説好きが集まり、さまざまな謎も持ち込まれる。女優の手紙、浮世絵の真贋、怪盗「謎の娘師」、江戸の浮世絵師と秘仏、ブロンズ像連続盗難。「乱歩」周辺の人々が「乱歩」の事件解決を語る。まだ「乱歩」以前、無名の「平井太郎」。

井上の言、「わたしは断言できる。当時、彼は既に、江戸川乱歩だった」。

同時代の有名人たが多数登場。宮沢賢治、宮武外骨、横山大観、高村光太郎らが「乱歩」と交流。

(平野)