2.27 古書愛好・タカさんからハガキ着。まもなく新刊出版予定。Xで発信しているそう。私はどうやって見たらいいのかもわからない。
3月の明日本会飲み会案内メール発信。
2.29 みずのわ一徳社主このところ毎週来神。打ち合わせして、神戸華僑博物館で冊子撮影。3月はみかん畑作業が始まり忙しくなる。小学生の長男君同行、社主は社会勉強と言うが、監視役。
おみやげ買う二人と別れて本屋さん。待っていた、髙田郁文庫新刊。
■ 堀内花子 『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』
株式会社カノア 2000円+税
父は「anan」「POPEYE」「BRUTUS」(平凡出版~マガジンハウス)のアートディレクター・絵本作家の堀内誠一。著者は長女。
1973年頃から父は雑誌と絵本の仕事に疲れたのか、時折パリに行くようになる。
〈そして「パリの水が合う」と言い、しばらく絵本の仕事に専念する気持ちもあり、パリに母・路子と妹・紅子(もみこ)を呼び寄せます。本人はもちろん、私たち家族も当初は住んでも1年ほどのことと思っていました。/それが後日、私も追いかけることになり、私にとっては約6年、父と母にとっては8年近いパリ郊外での滞在となりました。(後略)〉
家族誰もフランス語を話せない。娘たちは学校に入ってもチンプンカンプン。パリ生活数ヵ月先輩の妹が頼もしい。片言のフランス語やフランス人との接し方を教えてくれた。
家族旅行、みんなで見た映画、日本から父の友人たち来訪など楽しい思い出。それに学校での差別体験も。
父は87年、54歳で早逝。家族にとってパリの生活体験は宝物。
家族の写真、父の描いたスケッチ、ポスター、地図、友人に送ったはがきなど独特のかわいい絵たくさん収録。
(平野)